2019年06月02日

ピエトロ・ベレッタ

自分がこの世界に飛び込んだ頃は
「リーサルウエポン」や「ダイ・
ハード」などのガンアクションが
流行っていて、日本でも良質な
ガンアクションを目指して、当時
Vシネマを立ち上げた東映が第1
弾として「クライムハンター」を
発表したような時だった。

もうお分かりだろうがどれも同じく
多弾数のオートマチックをガンガン
ぶっぱなす作品ばかりで、リボルバー
をドキューン!なんて日本の刑事
ドラマにはまってた僕にはなかなか
の刺激だった。

みんなそれを持て囃してると、なんと
なくそっぽを向きたくなる天の邪鬼
な性格なもので、しばらく手を出さ
ずにいたが、ある日上野のニュー
MGCのショーケースにあったこいつ
には興味を引かれた。

MGCが出したそれは軍用のタイプ、
しかもABSで、HWのは湾岸戦争
記念モデルだけだったはず。
しかしショーケースの中のこいつは
HWなのにコマーシャル刻印、しかも
まだアメリカ現地法人が出来る前
ニューヨークの輸入業者が取扱って
いた頃のタイプときた。これなら
天の邪鬼な僕でも満足出来る、
そう思ってすぐ店員のお兄さんに
声をかけた。

ベレッタM92F
ピエトロ・ベレッタ

まだハンマーピンが小さいので
FSにはなってない。限定モデルと
いうことで、なんと実物グリップ
が奢られているのだが、こちらは
92FS用なので、ちゃんとハンマー
ピンの逃げが刻まれてる。

ピエトロ・ベレッタ
マルシンとは違う、ややずんぐり
したイメージ。どっしりとした
グリップが安定した射撃を約束して
くれそうで頼もしい。実際よく当たる
みたいだし。

ピエトロ・ベレッタ
スライド刻印を見るにイタリアン
ベレッタそのものの刻印になって
いる。後にMGCは限定ではない
コマーシャルHWモデルを出したが
それはベレッタUSAの刻印だったと
記憶している。

ピエトロ・ベレッタ
ピエトロ・ベレッタ
若い頃に入手したので保管が良くなく
少し小傷が入ってしまっているのが
悔やまれるが、右側面にははっきり
輸入元のバーベンコーポレーション
の刻印が入っている。小傷消したい
なぁ。

ピエトロ・ベレッタ
発火させるのは忍びないので、
デトネーターを外してダミー
カートモデルとしている。
込めてあるのは9mmパラの
ブラックタロンだったりする。

ピエトロ・ベレッタ
「ダイ・ハード」が流行った頃は
まだベレッタUSAはなく、てことは
NYPDのルテナンなマクレーンは
バーベンコーポレーションのM92F
を使っていた公算が高い。
そんなことを考えながらニヤニヤして
バーボン啜りつつこいつを弄んでると
時間が経つのを忘れてしまう。
この趣味やってて良かったなって
思える瞬間だ。




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Posted by アリ at 22:48│Comments(0)Toygun
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