2014年02月04日

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アメリカの法執行機関のバッジを集めるようになって、
気がつけば8年の年月が経とうとしている。

元々日本の法執行機関に興味があってそれなりに蒐集品もあった自分が
180度転換してあちらに目を向けたのは、
とあるコミュニティの影響が大きいことは間違いない。
そしてまた紆余曲折があってもまだ続いているのは
知識やコレクションをひけらかすでも自慢するでもなく
ただ同じ趣味を持つというだけで適時適切なアドバイスをくれた
友人であり先達たちのおかげであることも。

この趣味を始めてすぐ、手に入れたバッジがあった。
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言わずと知れたニューヨーク市警のディテクティブランク。
ヤフオクの警察グッズカテゴリにポツンと出品されていた。
今よりかはマシなバッジの出品があり値段もそこそこだった当時のヤフオクでも
格安と言える額だった。
直前に同じニューヨークのハウジングオーソリティポリスのディテクティブランクを
落札しそこねていた自分がダメ元で入札をかけると
まるで待ってくれていたかのようにこのバッジは僕のものになった。
出品者さんは「大切にしてくれそうな人にお譲り出来て嬉しい。よろしくお願いします。」
とのコメントを寄せてくれた。
直後に友人から聞いたのが、ハウジングオーソリティは数年前に市警に統合されたこと、
そして手に入れたバッジはかなり出来の良いものだということだった。
あそこでハウジングオーソリティを落としていたら。
この趣味は続いていたのだろうか。

その少し後、友人経由で手に入れたバッジがある。
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DEA・NYタスクフォースバッジ。
この手のバッジが存在することはそれまでの学習で知っていた。
ニューヨークは市警の印象が強いせいか、他の機関も似たデザインにすることや
ナンバーパネルに「DEA」と入っているのは市警刑事互助組合のもので
麻薬取締局とはまったく関係ないことも。
↓これね
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(これ、未だに国内で素知らぬ顔で販売してる業者がいる、「NY麻薬取締局」とか言って)

ちょっと分厚くて重たいバッジだったが、連邦機関とのタスクフォースバッジというだけで
テンションが上がった。
当然ホンモノだなんて思ってなかったし、雰囲気だけ楽しめればお買い得というものだ。

数年前の暮れ、某所でとあるバッジを見せてもらった。
一緒に見せてもらった他のDEAタスクフォースと違い、明らかに使ったが故の傷があり
そして今までネットなどで見てきたバッジとは明らかに違うセンターシールを持つそれは
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DEA・NYタスクフォースのバッジだった。
両手の指分の価格に大いに悩んだが、友人の後押しもあって手に入れることが出来た。
あの頃の自分は、まさかタスクフォースのイシューバッジなど手に入れられるだなんて
想像すらしていなかったに違いない。

同じように、あの頃友人の伝手で手に入れたバッジ。
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今見ても、鷲の頭は鳩みたいだけど他はまあまあの出来だし、ちゃんとハードエナメル。
今どき巷に溢れかえっている、
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とか
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の酷いチープレプリカに比べれば全然カッコ良…かったのたが裏のクリップが折れてしまった。

DEAのバッジが欲しい、それも出来たらちゃんとした奴!
と、ここでも友人が助けてくれた。
ヨーロッパのコレクターさんと交渉してくれてセカンドバッジを手に入れることに。
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DEAについて、白頭鷲の顔やら羽の盛り上がりやら2ピース構造やら
センターシールのフォントやらテクスチャやら色々なことを先達たちから勉強してきたからこそ
セカンドとは言え実物を手に入れられたのだろう。

趣味のものというのは目利きも大事だけど、それよりもなによりも
同じ趣味を一緒に楽しめる人間関係こそが一番大切なのだなと今、強く感じる。




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Posted by アリ at 20:46│Comments(0)Badge
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