2019年10月31日
久々のニューナンブ
Twitterのタイムラインで、ヤフオクに
警察の私服用スルメショルダーが
出品されたことを知った。
随分と久しぶりのことだ。
こう見えても高校から結婚までの間は
「腰道具マニア」を気取っていた。
カスタムも日本警察の使用拳銃ばかり
だったし、コレクションもかなりあった。
ホルスターもショルダー、ヒップ併せて
いくつもが僕の手元を通りすぎていった。
ここに1枚の写真がある。

Yahoo!ブログで書いていた頃、アップした
僕のニューナンブの画像だ。ブログが消滅
した今もニューナンブの画像検索をすると
ちゃんと出てくる。
ウチの子はバクレツパイナップル製。
といっても実際に作っていたのは旭工房。
この辺りから使われ始めたキャスト製バレル
の太さに納得出来ず、お師匠さんにお願いして
別にABSからバレルを削り出してもらい
フロントサイトやバレルラグなどは自前で
取り付けた。シリンダーフルートも大人しい
表現だったので深く広く掘り直した。
フレームのラインが気に入らず、削り込んだ。
グリップも、それまでの実銃ベースの
キャスト製から変わってしまっていたので、
ニューナンブ変身キットの物と交換した。
これでようやく当時の自分は納得したものだ。
しかし、
ずっと違和感を感じていた。
いままぁ、チーフスベースな以上、どうしても
完全再現は出来ないということくらいは
理解しているのだが、そもそもなにかが違う。
先日、戴いたマル秘資料を見ていて、
なんとなく見えてきたので工作してみることに
してみた。

まずハンマースパー。
旭工房ではここに肉盛りをして、チーフスより
高いハンマーのラインを表現しているが
やはり強調しすぎな感が否めない。

少し削って全体に低くした上でラインを整え、
チェッカーを切り直した。切ったばかりの
チェッカーが指に食い込んで心地よい。

グリップを新型タイプに交換するので
サムピースも更新する。当初ABSの積層から
削り出そうかと思っていたが時間がないので
ニューナンブ変身キットの分厚いものに
肉盛りしてそれから削り出すことにした。
が、結局納得いってないので今回は保留とする。

フロントサイトは資料を参考に削って低くし、
セレーションを筋目ヤスリを使って刻む。
バレルラグも手を着けたいが、これは次回に
するとしよう。
で

こんな感じ。
明らかに元より銃のバランスが下がり、
特徴的なシリンダーがより強調されるように
なったと思う。資料のイメージにも大分
近付けることが出来た。

お気に入りの右側面。
こちらはヨークやサムピースが無くシンプルな
点でより全体のラインが見易い。ニューナンブ
の日本的というか流麗な美しさが伝わってくる。

比較するとなおのこと、加工前と後の違いが
わかってもらえると思う。
さしおりこんな感じ。
次に時間が出来たら保留にしている加工も
逐次やっていこう。

SAKURAやら自動式やらと、どんどん更新される
警察拳銃だけど、やはり僕には原点というか
好きなのはこの子なんだよなぁ。

警察の私服用スルメショルダーが
出品されたことを知った。
随分と久しぶりのことだ。
こう見えても高校から結婚までの間は
「腰道具マニア」を気取っていた。
カスタムも日本警察の使用拳銃ばかり
だったし、コレクションもかなりあった。
ホルスターもショルダー、ヒップ併せて
いくつもが僕の手元を通りすぎていった。
ここに1枚の写真がある。

Yahoo!ブログで書いていた頃、アップした
僕のニューナンブの画像だ。ブログが消滅
した今もニューナンブの画像検索をすると
ちゃんと出てくる。
ウチの子はバクレツパイナップル製。
といっても実際に作っていたのは旭工房。
この辺りから使われ始めたキャスト製バレル
の太さに納得出来ず、お師匠さんにお願いして
別にABSからバレルを削り出してもらい
フロントサイトやバレルラグなどは自前で
取り付けた。シリンダーフルートも大人しい
表現だったので深く広く掘り直した。
フレームのラインが気に入らず、削り込んだ。
グリップも、それまでの実銃ベースの
キャスト製から変わってしまっていたので、
ニューナンブ変身キットの物と交換した。
これでようやく当時の自分は納得したものだ。
しかし、
ずっと違和感を感じていた。
いままぁ、チーフスベースな以上、どうしても
完全再現は出来ないということくらいは
理解しているのだが、そもそもなにかが違う。
先日、戴いたマル秘資料を見ていて、
なんとなく見えてきたので工作してみることに
してみた。

まずハンマースパー。
旭工房ではここに肉盛りをして、チーフスより
高いハンマーのラインを表現しているが
やはり強調しすぎな感が否めない。

少し削って全体に低くした上でラインを整え、
チェッカーを切り直した。切ったばかりの
チェッカーが指に食い込んで心地よい。

グリップを新型タイプに交換するので
サムピースも更新する。当初ABSの積層から
削り出そうかと思っていたが時間がないので
ニューナンブ変身キットの分厚いものに
肉盛りしてそれから削り出すことにした。
が、結局納得いってないので今回は保留とする。

フロントサイトは資料を参考に削って低くし、
セレーションを筋目ヤスリを使って刻む。
バレルラグも手を着けたいが、これは次回に
するとしよう。
で

こんな感じ。
明らかに元より銃のバランスが下がり、
特徴的なシリンダーがより強調されるように
なったと思う。資料のイメージにも大分
近付けることが出来た。

お気に入りの右側面。
こちらはヨークやサムピースが無くシンプルな
点でより全体のラインが見易い。ニューナンブ
の日本的というか流麗な美しさが伝わってくる。

比較するとなおのこと、加工前と後の違いが
わかってもらえると思う。
さしおりこんな感じ。
次に時間が出来たら保留にしている加工も
逐次やっていこう。

SAKURAやら自動式やらと、どんどん更新される
警察拳銃だけど、やはり僕には原点というか
好きなのはこの子なんだよなぁ。

2019年10月25日
Polished guns -retake-
最近なかなかに忙しく、てっぽうを触れても
あまりアップデートすることもなく、ここに
書くことも出来なかった。
いかん、それはいかん。
日々の雑事に追われて趣味を疎かにするよう
では、一丁前の趣味人とは言えない。
さしおり何か始めよう。
ガンスタンドを見回してると、ふと1挺の
リボルバーに目が止まった。大分前に
ここに書いたタナカの44マグナムだ。
(https://soldierant.militaryblog.jp/e972866.html)
これは塗装済みということで安かったものを
コンパウンドで磨いたらHWなのに光沢が出て
以来お気に入りになったもの。
あれから半年以上が経って、少しくもり気味だ。
こいつをピカピカにしたいなぁ。
そうだ、こないだ模型にバフがけするっていう
記事を読んだばかりだ。ちょっとやってみるか。
リューターにバフのビットを取り付けて、
コンパウンドをつけて磨いてみる。
最初はムラがあって失敗したかと思ったが
均一に慣らしていくつもりでやると段々
綺麗になってきた気がする。
どうかな?

なかなか写真に撮るのは難しいが、結構
テカテカになってる。
表面のデコボコが明らかに均一な平面になってる
のが見てとれる。これはなかなかいいかも。

ちゃんとシリンダーも写り込んでる。
元がキャロムのブラックスチールらしいのだが
故に黒というか艶のあるグレーっぽい色に見える。

トリガーガードも艶々。
まぁあじゃさんの仕上げなどには足元どころか
地下のマントルくらい下にもおよびもつかない
が、なんか少しだけてっぽういじりが上達した
ようで嬉しい。

ザラザラのはずの表面が、塗装して磨くことで
ここまで艶を出すことが出来るんだなぁ。

しかしこうなってくると欲が出る。
違う塗料を使ってみたら?クリアを重ね吹き
したら?磨き方を変えてみたら?
ちょっとハマりそうだわ(笑)

(写真で上手く金属感が表現出来ていなかったので再掲しました)
あまりアップデートすることもなく、ここに
書くことも出来なかった。
いかん、それはいかん。
日々の雑事に追われて趣味を疎かにするよう
では、一丁前の趣味人とは言えない。
さしおり何か始めよう。
ガンスタンドを見回してると、ふと1挺の
リボルバーに目が止まった。大分前に
ここに書いたタナカの44マグナムだ。
(https://soldierant.militaryblog.jp/e972866.html)
これは塗装済みということで安かったものを
コンパウンドで磨いたらHWなのに光沢が出て
以来お気に入りになったもの。
あれから半年以上が経って、少しくもり気味だ。
こいつをピカピカにしたいなぁ。
そうだ、こないだ模型にバフがけするっていう
記事を読んだばかりだ。ちょっとやってみるか。
リューターにバフのビットを取り付けて、
コンパウンドをつけて磨いてみる。
最初はムラがあって失敗したかと思ったが
均一に慣らしていくつもりでやると段々
綺麗になってきた気がする。
どうかな?

なかなか写真に撮るのは難しいが、結構
テカテカになってる。
表面のデコボコが明らかに均一な平面になってる
のが見てとれる。これはなかなかいいかも。

ちゃんとシリンダーも写り込んでる。
元がキャロムのブラックスチールらしいのだが
故に黒というか艶のあるグレーっぽい色に見える。

トリガーガードも艶々。
まぁあじゃさんの仕上げなどには足元どころか
地下のマントルくらい下にもおよびもつかない
が、なんか少しだけてっぽういじりが上達した
ようで嬉しい。

ザラザラのはずの表面が、塗装して磨くことで
ここまで艶を出すことが出来るんだなぁ。

しかしこうなってくると欲が出る。
違う塗料を使ってみたら?クリアを重ね吹き
したら?磨き方を変えてみたら?
ちょっとハマりそうだわ(笑)

(写真で上手く金属感が表現出来ていなかったので再掲しました)
2019年10月14日
チーフススペシャルステンレス
チーフススペシャルは戦後日本において
なかなか知名度の高い銃ではないだろうか。
警察拳銃としてお巡りさんの腰にあるのを
見た世代もあるだろうし、ニューナンブの
デザインの元になったというのもある。
ドラマなどでもニューナンブ登場以前、
気の利いたエフェクト屋さんならローマン
じゃなくチーフスをデカに持たせてた。
露出の多い銃だったのだ。
モデルガンとしてもかなり早い段階でMGCが
チーフスを出していたし、モデル化したのも
思い付くだけでCMC、コクサイ、マルシン、
タナカと、金属・プラ合わせて結構な数だ。
僕も初めて入手したトイガンがマルシンの
ガスチーフスだったし色々縁がある。
先日、お友だちからモデルガン放出の
オファーがあり、手に入れた直後に丁度良い
タイミングでコクサイ製のM60のフレームを
見つけた話は先日書いた。
休みの合間、サクッと作業してみる。

タァーッ!!
ピラニアソーで一気に切り落とす。


少しだけフレーム側を切って、バレル基部を
作る元になる余地を残しておく。

インサートはまた利用するのできっちり
残してある。

切り取ったバレルはマスキングテープで
養生して、フレームに嵌め込む部分を整形
してやる。

基部の整形が出来たとこでタナカのバレルも
タァーッ!!
この切り出したバレルは後々メッキを剥離して
首なしになってるCMCベースのスクエアバット
フレームに移植する予定。
切った切断面やらそこに残ったバレル基部
の除去とか写真に撮ったはずだがどっかに
行っちゃったので(笑)、いきなり完成。

メッキの色調もほぼ同じで、継いだとは
一見わからないと思う。

ラバーグリップを着けてみる。


黒と銀の組み合わせもいいねぇ。
さしあたってSILEのスクエアバット化
木グリを着ける。それ以外のグリップはみな、
スクリュー位置が見事に合わないのだ。

一見何をカスタムしたのかわからないだろうが
見る人が見れば何をベースに、何故そうしたのか
を考えてニヤリと笑ってしまうような、
そんなカスタムが出来上がった。
そのうち今はそのままのロッキングボルトを
リアル化してあげよう。
なかなか知名度の高い銃ではないだろうか。
警察拳銃としてお巡りさんの腰にあるのを
見た世代もあるだろうし、ニューナンブの
デザインの元になったというのもある。
ドラマなどでもニューナンブ登場以前、
気の利いたエフェクト屋さんならローマン
じゃなくチーフスをデカに持たせてた。
露出の多い銃だったのだ。
モデルガンとしてもかなり早い段階でMGCが
チーフスを出していたし、モデル化したのも
思い付くだけでCMC、コクサイ、マルシン、
タナカと、金属・プラ合わせて結構な数だ。
僕も初めて入手したトイガンがマルシンの
ガスチーフスだったし色々縁がある。
先日、お友だちからモデルガン放出の
オファーがあり、手に入れた直後に丁度良い
タイミングでコクサイ製のM60のフレームを
見つけた話は先日書いた。
休みの合間、サクッと作業してみる。

タァーッ!!
ピラニアソーで一気に切り落とす。


少しだけフレーム側を切って、バレル基部を
作る元になる余地を残しておく。

インサートはまた利用するのできっちり
残してある。

切り取ったバレルはマスキングテープで
養生して、フレームに嵌め込む部分を整形
してやる。

基部の整形が出来たとこでタナカのバレルも
タァーッ!!
この切り出したバレルは後々メッキを剥離して
首なしになってるCMCベースのスクエアバット
フレームに移植する予定。
切った切断面やらそこに残ったバレル基部
の除去とか写真に撮ったはずだがどっかに
行っちゃったので(笑)、いきなり完成。

メッキの色調もほぼ同じで、継いだとは
一見わからないと思う。

ラバーグリップを着けてみる。


黒と銀の組み合わせもいいねぇ。
さしあたってSILEのスクエアバット化
木グリを着ける。それ以外のグリップはみな、
スクリュー位置が見事に合わないのだ。

一見何をカスタムしたのかわからないだろうが
見る人が見れば何をベースに、何故そうしたのか
を考えてニヤリと笑ってしまうような、
そんなカスタムが出来上がった。
そのうち今はそのままのロッキングボルトを
リアル化してあげよう。
2019年10月09日
お買い物
研修でてっぽうをいじれなかったせいか
えらく欲求不満になっていたようで、
気付いてみれば向こうにいる間に
トイガンやらグリップなど結構買っていた。
一番最近買ったのがこれ。
コルトパイソン用のオーバーサイズの
フェイクスタッググリップだ。

Fiz社の、その名もズバリ「StaGrip」

アシンメトリーな形状で、ゴツゴツしてるが
右利きの掌にはとてもよくフィットする。

やや後ろの方が薄くなっているデザインの
お陰か、手に吸い付いてくれる。
バックストラップのラインもピッタリだ。

コクサイのパイソンに着けているのだが、
実はポンづけは出来ない。
コクサイ特有のリバウンドレバー裏の可動部
(ボルトを弾くあの部品)がワッシャー部に
干渉するので、それを削る必要があった。

いいねぇ、本当は青みの強いブルーが
かかった6インチのパイソンに取り付けて
ブルースサワムラごっこでもしたいなぁ。
お次はこちら。

フランザイト社のJフレームスクエアバット用
フランザイト社のフェイクスタッググリップは
以前教えていただいた通り、ジグドボーン風の
外観をしていて、JスコットやAJAXのフェイク
スタッグに比べてデザインが古めかしい分、
古い銃によく合うようだ。



全体的に丸っこくて、とても握りやすい。
ぽってりとした質感がなんだか可愛らしくて
ちょっとお気に入りだ。
他にもトーラスやらなんやら買ったしなぁ。
しばらくはグリップと、それに合わせる銃の
作製で楽しませてもらえるかもしれない。
えらく欲求不満になっていたようで、
気付いてみれば向こうにいる間に
トイガンやらグリップなど結構買っていた。
一番最近買ったのがこれ。
コルトパイソン用のオーバーサイズの
フェイクスタッググリップだ。

Fiz社の、その名もズバリ「StaGrip」

アシンメトリーな形状で、ゴツゴツしてるが
右利きの掌にはとてもよくフィットする。

やや後ろの方が薄くなっているデザインの
お陰か、手に吸い付いてくれる。
バックストラップのラインもピッタリだ。

コクサイのパイソンに着けているのだが、
実はポンづけは出来ない。
コクサイ特有のリバウンドレバー裏の可動部
(ボルトを弾くあの部品)がワッシャー部に
干渉するので、それを削る必要があった。

いいねぇ、本当は青みの強いブルーが
かかった6インチのパイソンに取り付けて
ブルースサワムラごっこでもしたいなぁ。
お次はこちら。

フランザイト社のJフレームスクエアバット用
フランザイト社のフェイクスタッググリップは
以前教えていただいた通り、ジグドボーン風の
外観をしていて、JスコットやAJAXのフェイク
スタッグに比べてデザインが古めかしい分、
古い銃によく合うようだ。



全体的に丸っこくて、とても握りやすい。
ぽってりとした質感がなんだか可愛らしくて
ちょっとお気に入りだ。
他にもトーラスやらなんやら買ったしなぁ。
しばらくはグリップと、それに合わせる銃の
作製で楽しませてもらえるかもしれない。
2019年10月06日
帰還
職場の研修で家を離れて3ヶ月
ようやっとすべてのカリキュラムを終え
自宅に帰ってくることが出来た。
関東にいる間はショップを回ったり
お友達と趣味の話をたくさんしたり、
カスタムを作ったりと色々あったけど
やっぱりウチの子たちと一緒にいるのが
一番楽しいね。

帰ってレギュラーメンバーと再会


モノによってはグリップやホルスターに
一部カビがついたものもあったけれども
想像よりかは変わりなくて一安心。

向こうで僕を護ってくれた(?)センチも
グリップを戻してアンクルホルスターに
舞い戻った。
さて、次はなにをしましょうかねぇ。

アイディアは無限だわ。
ようやっとすべてのカリキュラムを終え
自宅に帰ってくることが出来た。
関東にいる間はショップを回ったり
お友達と趣味の話をたくさんしたり、
カスタムを作ったりと色々あったけど
やっぱりウチの子たちと一緒にいるのが
一番楽しいね。

帰ってレギュラーメンバーと再会


モノによってはグリップやホルスターに
一部カビがついたものもあったけれども
想像よりかは変わりなくて一安心。

向こうで僕を護ってくれた(?)センチも
グリップを戻してアンクルホルスターに
舞い戻った。
さて、次はなにをしましょうかねぇ。

アイディアは無限だわ。