2019年04月13日

Modern gun values

僕が銃に興味を持ってこの世界に
のめり込み始めた1990年代ってのは
ようやっと携帯電話が普及し始めた
辺りで、今のようにWebで検索かければ
何でも出てくるような状況ではなく、
専門誌や先輩マニアから知識を得る
くらいしか情報がなかった。

僕にとって幸運だったのは、高校に
上がるくらいの時分にとある店を知り、
そこでの交流でかなりの情報を得る
ようになれたことだ。

新小岩にあった「バクレツパイナップル」
常連さんたちはとても造詣の深い方々
ばかりで、またモデルガンのカスタムを
好む人が多かった。店の品揃えも
それを意識したものだったし、常連
さんのカスタムが委託販売されたりして
相当目の越えた少年時代を送ることが
出来たと思う。

ひげがトレードマークのM店長は
とても人当たりの良い方で、大変
お世話になった。
一度、その店長がカスタムを作る際に
参考にしていた資料を見せてもらった
ことがある。当時としては国内で知られ
ていない銃ばかり載っていたそれに
衝撃を受けた僕は、翌週早速渋谷の
アルバンまで買いに行ったものだ。

Modern gun values
MODERN GUN VALUES
アメリカで中古銃の売買をする時に
いくらぐらいが相場なのかを記した本。
全ての記載銃ではないがイラストか
写真もついてるし、簡単なスペックが
記載されてたりする。日本の専門誌には
絶対載らないようなレア銃も載ってるので
かなり参考になる。
これは1991年版の9thエディションとのこと。

Modern gun values
アメリカンデリンジャー辺りのページ。
このヘビー化されたデリンジャーは
常連さんが作ってたような気がする。

Modern gun values
コルトのページ。
旧型ディテクティブの綺麗な資料が
無かったので当時としてはかなり
助かった記憶がある。

Modern gun values
この左側のFIEの単発デリンジャーも
常連さんが作ってたけど、さすがに
かいくぐりすぎてて、なかなか
売れなかった気がする(笑)。

Modern gun values
Modern gun values
Modern gun values
個人的に大好きなアイバー・ジョンソン
サタデーナイトスペシャルの真骨頂とも
言うべき古き良き時代のチープガンたちだ。
この後、頑住吉氏がアイバー・ジョンソン
をガレージキットで出した際は真っ先に
飛びついたものだ。

Modern gun values
加山雄三の「狙撃」に出てきたルガー
ホークアイも、この本で初めてディテールを
知ることが出来た。

Modern gun values
S&Wのページ。
38/44ヘビーデューティーや、M58などを
知ったのもこの辺りからだったろうか。

Modern gun values
トーラス。
このトリガーが細かった頃のトーラスは
今ネットで検索してもあまり出てこない。
となるとこれは貴重な資料ということになる。

Modern gun values
Modern gun values
製品数が少ない海外メーカーなどは
後ろの方にまとめて掲載されている。

当然ライフルなんかも載っている。
Modern gun values
Modern gun values
Modern gun values

このサベージは大藪春彦の小説で酷評?
されてたので興味があったが、見てみると
なかなかどうして結構好きなデザイン
だったり、発見することは多かった。
Modern gun values

久しぶりにページを繰ってみると、
今では本当に見られないレアなものが
沢山載っている。ネットの普及で様々な
銃の詳細な情報が手に入るようになったが、
これら歴史に埋もれてしまったような
チープガンなどはまさに「知らないから
調べない」という存在だろうから、
この本にもまだまだ、利用価値は
ありそうだ。






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Posted by アリ at 19:08│Comments(0)Nest`s Diary
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