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Posted by ミリタリーブログ at

2014年03月22日

A postscript of Stansfield`s revolver

スタンスフィールドのリボルバーが概成してからも
とりあえず資料の収集は続けていた。
今回作成するにあたって色々なサイトなどを参考にしたものの
ちゃんとしたものはなく、殆どのサイトが彼のリボルバーを
S&W M629の3インチモデルと誤認したままだった。
せめて調べた内容を残しておけば誰かの助けになるかもしれない。

結局手持ちの動画では不鮮明なことが多いので
ちゃんとDVDを借りて、きちんとキャプチャしてみた。

一番驚いたのがこれ。


そう、バレルには刻印が残っていたのだった。
司法省ビルのトイレでスタンスフィールドがマチルダにリボルバーを突きつけるシーン
一瞬だけバレル側面が鮮明に映るのだが、その時に
「MITH&WESSON」
という刻印が読み取れる。
やはり通常のバレルをカットしたものなのだ。
気になるのは何インチモデルをカットしたのかということ。
エキストラクターロッドシュラウド前面から数ミリのところでカットしているので
そのあたりに刻印が入っているバレルサイズということになるが
…調べたらどのインチサイズも同じような場所に刻印が入っており
しかも年代などで若干位置に差異があるようで特定できなかった。


他にも以前に比べて比較的画質の良いキャプチャが手に入った。





マチルダの家の廊下で転倒したスタンスフィールド。
はっきりとエキストラクターロッドシュラウドの前でカットされたバレルと
高いフロントサイトがわかる。



レギュラーサイズの長いエキストラクターロッドがはっきりとわかるシーン。



黒くて高いフロントサイトがわかるシーン。



エキストラクターロッドシュラウド前面より数ミリバレルが出ているように見えるシーン。



でもギリギリでカットしてあるようにも見えるシーン(笑)。

まぁ、あとは画像を見た人たちの判断に委ねましょうw。


あとホルスターの写真。



ホルスターのストラップのボタンに見えた銀色のパーツは銃本体のようだ。
しかしこのポジションで銃が見えるということはよくあるタイプのフロントブレイクではなく
上部に開口部があるようなホルスターなのだろうか。

前に書いたようにベルトに固定する部分は伸縮するようで





トイレでマチルダに突きつける際にはホルスターをがっしり左手で抑えながら
銃を抜き出す様子が見える。ショルダーストラップは広めのもののようだ。


あと、余談だが彼らはDEA(連邦麻薬取締局)の人間だ。
当然バッジだって持ってるはず。しかし本編で見た覚えがない。
色々調べていたらこんな画像を見つけた。



マチルダの部屋の前で向かいのおばあさんが出てきた時に
「我々は麻薬取締局です。」というセリフだけがおばあさんのアップの映像にかかるのだが
恐らくその時に撮られていたものなのだろう。
面白いのがスタンスフィールドの部下が示しているバッジが
DEAのイーグルトップサンバーストのものではなく、
むしろマイアミ市警などのそれに近いものであること、
そしてそれを収めているバッジケースがティアドロップ用のものだということ。
恐らくちゃんとしたプロップが用意できなかったのだろう。


聞くところによるとこの「レオン」、
屋外のシーンはニューヨークでロケをして、屋内シーンはパリで撮られたという。
となると様々な疑問にも答えが出てくる。
やたらヨーロッパ製銃器が出てくること
(特にクライマックスのアパートではNYPDがヨーロッパ製の銃ばかり持っていた。)
アメリカならS&W M629のスナブノーズなんてすぐ手に入りそうなのに
わざわざバレルをカットしたカスタムモデルを用意したこと。
ベレッタに着けられたコンペンセイターがイタリア製のものだったこと。
バッジを見せるシーンが撮ったのにも関わらずカットされたこと。

1つの映画でも深読みすると色々なことがわかって面白い。
この駄文があの名作を見た時に一瞬でも「なんだ?あのリボルバー」と
思った人の疑問の答えになればと思う。

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Posted by アリ at 22:49Comments(0)Stansfield revolver