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Posted by ミリタリーブログ at

2014年02月16日

Stansfield`s Revolver

元々大口径・短銃身のリボルバーが好きになったきっかけはなんだったのか。
覚えてはいないが「ベイシティ刑事」で小池刑事(藤竜也)のジョンか、
それを流用した「クライムハンター」のアヒル(竹内力)のセンチネルアームズか
恐らくそんなとこだろう。
その後「レッド ヒート(邦題は「レッドブル」)」でジム・ベルーシが
M629の3インチを使用しているのがエライ格好良くって
大口径・短銃身好きに拍車がかかったというものだ。

94年のリュック・ベッソン作「レオン」
これに出てくるDEA(麻薬取締局)の特別捜査官にして、実は麻薬組織を仕切る悪徳警官
ノーマン・スタンスフィールド(ゲイリー・オールドマン)のキャラクターの濃さは
ここを見に来る人なら十二分に知っていることだろう。
突入前に麻薬入りのカプセルを噛み砕き、恍惚の表情を浮かべる怪演もさることながら
使用するリボルバーが彼の強烈な個性を表していると僕は思う。

IMFDBから画像を引用する。





IMFDBによるとこれはS&WのM629クラシックハンターのカスタムだろうと言う。
理由は特徴的なノンフルート(溝の無い)シリンダーが付いているからとのこと。
しかしバレルはクラシックハンターのバレルを詰めたようには見えない。
おそらく通常のラグ(重り)の無いバレルを詰めたものだろう。



エキストラクターロッドが長いので、通常のM629 3インチではないことがわかる。
エキストラクターロッドシュラウドの前端あたりでカットしてあるようだ。
長さ的には3.5インチほどか。
バレルがシルバーなのにフロントサイトとサイトベースが黒いことに注目



当初、クラシックハンターのラグの側面を削った可能性も考えたが
右側面の写真を見るとシュラウドの右に通常型と同じリブのようなものが見える。



DEAの入るビルのトイレでのシーン。
ハイプロフィールのフロントサイトがよくわかる。



同じトイレでのシーンか。
やはり通常のM629ではないことがわかる。



マチルダのアパートで転倒したスタンスフィールド。
この写真では通常のM629 3インチの様にも見えなくもない。
エキストラクターロッドシュラウドより若干突き出したバレルと高いフロントサイトがわかる。



レオンを後方から狙撃しようとするスタンスフィールド
44マグナムで後頭部撃たれたら即死だろとかいう突っ込みは置いておいて
これを見るとフロントサイトとベースが別パーツに見えること、
そしてマズルが大きく(しかも丁寧とはいえない感じで)広げられているのがわかる。
クラウンもまっ平ら、切りっぱなしのような感じだ。
ロッキングボルト(エキストラクターロッドを固定するあれね)の穴とマズルの間隔から
エキストラクターロッドシュラウドかの前端から少し前あたりでカットされているように見える。



決定的なのがこれ。
別パーツのフロントサイトが結構高いものをつけているのがわかる。


で、こんなに簡単で知名度もあるのにタナカが作ってくれないので
仕方ないから作ることにした。

ノンフルートシリンダーは手持ちのジャンクボックスから探し出した。
それとヨークの塗装をスポンジやすりで削り落とし、めっき工房でメッキする。



バレルはまずフロントサイトをベースごと切り落とし



さらにライフリングを生かすために前から12mmのところで切る。
あのマズルを再現しようかと思ったがとりあえずこれで行くことにする。
さらにそれを接着するためにシュラウドの上を同じだけ切り出す。



でそこを詰めてABS溶剤系接着剤で接着



シュラウドとバレルに出来た隙間は黒い瞬着+アルテコスプレーで埋める。



とりあえずバランスを見る。



うーん、まだバレル長いかな~。
まだ長いようなら切り落として、あの変なマズルを再現するのもいいかも。
測ってみたら3.4インチくらいになっていた。

手持ちのS&W M629 3インチと。



こうしてみるとなかなかいいバランスだな。
背の高いフロントサイトをつけたらいい感じになるかも?

さて、来週は演習だし、帰ってくるころには接着剤も安定してるころだろう。
今年は麻のスーツ着てこいつ持ってトイレでフラフラする遊びが出来るかな?(笑)

(mixiより転載)
  


Posted by アリ at 17:23Comments(2)Stansfield revolver