2014年01月13日

origin

物事には必ず原点というものがある。
趣味にも当然のことながらそれはあてはまるわけで、
誰しも原点となるべきエピソードや銃のひとつやふたつ持っているはず。

僕の原点となる銃はいくつかあるが
その中で特に印象深いのがこの銃だろう。
(前に某所でも揚げていたが、消えてしまったので再投)

origin

S&W M586 Dinstinguished Combat Magnum Adjustable Frontsight Model

スミス&ウェッソンの銘銃、M586の6インチモデルに
調整可能なフロントサイトを装着した競技用リボルバーだ。
このアジャスタブルフロントサイトというのは側面のダイヤルを操作することで
容易にフロントサイトの高さを変えることが出来るもので
ターゲットまでの距離が複数あるメタリックシルエット競技などに使われていたようだ。
後述する本によると「PPCのディスティングイッシュトマッチ」で一番使われているとか。

これがなぜ原点かというと、
origin

生まれて初めて読んだ銃の専門誌のカバーガンだったのだ。
まったく銃の知識がない小学生の目にアジャスタブルフロントサイトのゴツさは衝撃だった。
以後この趣味を続けるにあたってずっと心にひっかかり続けることになった。
高校を卒業したあたりだったか、たまたま当時行き着けだった新小岩の「バクレツパイナップル」を訪れ
中古品のショーケースを見ていたらこいつがいた。
とても興奮して気付いたらレジでお金を払っていた記憶がある。

origin

バレルにしっかり固定されたAFサイト。
加工精度もバッチリだ。
バクレツには旭工房とも繋がりの強い常連さんが多かったから、作り手もその関係かもしれない。

origin

綺麗にブルーイングされた本体。
正直大きなやすり傷などもあって、この銃がプロではなくアマチュアに作られたことを示しているが
それにしてもこのブルー自体がとてもよく染まっていて、艶や色が全然衰えないのはすごい。

origin

ホーグの木製グリップ。
滑らかな表面は射撃のリコイルを逃がしてくれるのだろうか?
このグリップだけでも結構なお値段がするはずなのに、このカスタムはとても安く手に入れることが出来た。

origin

ベースはマルシン製のM586.
サイドプレートのトレードマーク下の刻印以外それを示すものは無い。
あれ?もしかしてアドレスとかは打ち直してあるのかな?

こういう銃にはワッドカッターやセミワッドカッターが似合う。
origin

原点のリボルバー。
これからも僕のコレクションとして、ずっと僕の趣味を見守って欲しいと思う。




同じカテゴリー(Toygun)の記事画像
休日の昼下がり
軍用コルト
image
デッドストック
Rusty revolver(rewound)
Polished guns -retake-
同じカテゴリー(Toygun)の記事
 休日の昼下がり (2020-01-25 15:49)
 軍用コルト (2020-01-19 09:03)
 image (2019-12-19 15:33)
 デッドストック (2019-12-14 21:36)
 Rusty revolver(rewound) (2019-11-25 12:46)
 Polished guns -retake- (2019-10-25 18:46)

Posted by アリ at 15:13│Comments(2)Toygun
この記事へのコメント
AFモデル、カッコいいですね♪
市販品ではコクサイのM29くらいしか思いつきませんが、コチラのほうが断然カッコいい!!
マルシンM586初期型はこんな感じでアドレス刻印も正確でした。
後期型では一部の線が歯抜けになってた(U.S.AがJ.S.Aとかw)ので、針でホリホリしましたね~
Posted by あじゃあじゃ at 2014年01月15日 00:29
あじゃさん

ありがとうございます(´▽`*)。
すらりと伸びたM29のバレルに載ったAFもいいんですが
やはりごついフルラグバレルに更なる迫力を与える
この取り合わせが好きです。
昔BIG SHOTさんと旭工房がM29クラシックハンターを作って
「クライムハンター2」に登場させていましたね。

マルシン初期が正確なのは知っているのですが
再販時にHWってすぐ出たんでしたっけ?
Posted by アリアリ at 2014年01月18日 10:48
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。